ベンチ前のキャッチボールの禁止および”ミットを動かすな”運動の展開について (全野協320-42)

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アマチュア野球規則委員会より、我が国の野球界全体で取り組むべき課題について発表がありました。

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全野協 320-42
2018 年 1 月 12 日

公益財団法人 全日本軟式野球連盟
公益財団法人 日本野球連盟 御中
公益財団法人 日本学生野球協会 御中
公益財団法人 全日本大学野球連盟 御中
公益財団法人 日本高等学校野球連盟 御中
公益財団法人 全日本軟式野球連盟 御中

一般財団法人 全日本野球協会
アマチュア野球規則委員会
委員長 中本 尚

ベンチ前のキャッチボールの禁止および”ミットを動かすな”運動の展開について

今年度の規則改正とは別に、我が国の野球界全体で取り組むべき課題として標題の2点を当委員会から提言いたします。各団体において周知徹底の上、全面実施に向けてご指導いただきますよう、お願いいたします。

1 ベンチ前のキャッチボール等の禁止について

公認野球規則5.01(k)において、「試合中、両チームのプレーヤーは、実際に競技にたずさわっている者のほかには、ベースコーチ、次打者以外はベンチに入っていなければならない。」と規定されており、国際大会などではこの規則が厳格に適用されています。しかし、我が国では以前から各団体の内規等で、投手や野手のベンチ前でのキャッチボールを許可しているため、2アウトになるとベンチ前でキャッチボールを始めることが通例となっています。当委員会ではプロ側とも協議して、東京オリンピックを2年後に控えたこの機会に規則の厳格適用を目指すことに合意しました。

本来なら、プロを含めた日本の野球界で一斉に実施したいところですが、長年の習慣として定着していることや、それぞれで使用する球場設備等の問題や諸事情を勘案して、実施時期は各団体にお任せすることにします。しかし遅くとも2020年までに完全実施できるよう、ご理解とご協力をお願いいたします。

2 “ミットを動かすな”運動の展開について

投球を受けた捕手が、”ボール”をストライクに見せようとする意図でキャッチャーミットを動かしたり、球審のコールを待たずに自分でストライクと判断して次の行動に移ろうとしたりすることについては、審判員の判定を欺いたり、審判員を侮辱する行為に相当するとして、2009年の当委員会からの通達により、このような行為を止めさせる運動を展開しています。しかし、この運動が徹底されているとは言えないのが現状と言わざるを得ません。改めて今一度下記のような行為についてはマナーアップ・フェアプレイの両面から止めさせる運動を継続して指導するよう一層の徹底・ご指導をお願いいたします。

  • (1) 捕手が投球を受けた時に意図的にミットを動かすこと。
  • (2) 捕手が自分でストライク・ボールを判断するかのような行動をとること。
  • (3) 球審の”ボール”の宣告にあたかも不満を示すように、しばらくミットをその場に置いておくこと。

なお、昨年3月に行われた 2017 WORLD BASEBALL CLASSIC において日本戦の球審を担当した複数の外国人審判からは、ミットを動かすことの他に、捕手の構える位置が打者(ホームプレート)から遠いため、きわどいひっくめの投球が”ボール”に見えるとの指摘があったとのことです。打撃妨害や外国選手のスイングの振り戻しなどに対応するための位置取りと思われますが判定に不利になるのであれば無視できない問題です。

上記3点の行為と同様、ご指導をお願いいたします。

以上

PDFのダウンロードは コチラ